尾崎将司さん
「ジャンボ」の愛称で親しまれ、日本で最多の通算112勝(うちツアー94勝)を挙げたプロゴルファーの尾崎将司(おざき・まさし)さんが23日、S状結腸がんのため死去した。親族が24日、発表した。78歳。徳島県出身。
徳島・海南高(現海部高)の野球部エースとして1964年の選抜大会を制した。プロ野球西鉄(現西武)入りしたが、芽は出ず、実働3年でゴルフの道へ進んだ。70年にプロテストに合格。翌年に日本プロ選手権で初優勝し、才能を発揮した。
181センチ、90キロの大柄な体を生かした豪快なプレーで勝利を重ねた。青木功、中嶋常幸の頭文字を組み合わせて「AON」と呼ばれ、一時代を築いた。賞金王12度は最多。健夫、直道の2人の弟もプロゴルファーとして活躍した。
2002年の全日空オープンではツアー史上最年長の55歳7カ月で優勝。11年に世界ゴルフ殿堂入り。13年には66歳にして62で回り、レギュラーツアーで初めて年齢以下のスコアをマークする「エージシュート」を達成した。(共同通信)
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