23日に沖縄尚学が夏の甲子園で決勝戦を戦っていた時間帯、県内は車や人の往来が減ったように感じられると話題になった。このときの県内各地の交通量について、沖縄県警が、前週16日と前々週9日の土曜日の2日間平均に比べ、23日の交通量がどう変化したかを調べたデータを明らかにした。

県警によると分析されたデータは、主要幹線道路を実際に通過した台数。

調査地点の交通量の変化の合計

【10:00~11:00】
決勝戦開始から試合前半にあたる時間帯は、2日間平均の交通量(1万8971台)に比べて、8月23日の交通量(1万7198台)は9.3%の減少だった。

【11:00~12:00】
決勝戦も佳境の時間帯には、2日間平均の交通量(1万9655台)に比べて、8月23日の交通量(1万5934台)は18.9%減少していた。

地点ごとの交通量の変化

北中城村・イオンモール沖縄ライカム
10:00~11:00 6.4%減少
11:00~12:00 17.8%減少

那覇市・おもろまち駅
10:00~11:00 12.9%減少
11:00~12:00 24.6%減少

北谷町・美浜
10:00~11:00 3.1%減少
11:00~12:00 8.0%減少

那覇市・天久
10:00~11:00 12.7%減少
11:00~12:00 25.1%減少

那覇市の中心部 市役所前も閑散(23日午前)

那覇市・泊
10:00~11:00 11.9%減少
11:00~12:00 25.5%減少

浦添市・パルコシティ
10:00~11:00 7.9%減少
11:00~12:00 9.0%減少

観光地や商業施設近くでは比較的減少幅は小さいが、人口が密集する那覇市の駅や幹線道路では約25%、交通量が減っていた。

甲子園決勝の時間帯、県内の交通量が激減した光景はSNSなどで話題になったが、実際に減っていたことがデータで裏付けられたかたちだ。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。