■WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム NEVER無差別級選手権試合 挑戦者・ウルフアロン (12分53秒 レフェリーストップ) 王者・EVIL(4日、東京ドーム)
東京オリンピック柔道100kg級金メダリスト・ウルフアロン(29)が4日、プロレスデビュー戦を行い、“キング・オブ・ダークネス”EVILを三角締めで締め落とし、レフェリーストップにより見事勝利、第50代NEVER無差別級新王者となった。
日本の五輪金メダリストのプロレス転向は史上初。さらにデビュー戦がいきなりタイトルマッチと、“初ものづくし”となったウルフアロンのデビュー戦。丸刈りの柔道着姿で現れたウルフアロンは柔道着を脱ぎ捨て、ストロングスタイルの象徴・黒のショートパンツ姿で入場した。エルボー合戦で幕を開けた試合。EVILに体当たりで雄たけびを上げたウルフアロンは、ブレーンバスターからエルボードロップと流れるように技を繰り出す。しかし、EVILに場外に連れ出されると、パイプ椅子で殴られるなど、プロレスの洗礼も浴びた。
さらにサソリ固めをかけられても、両手で踏ん張りロープブレイク。ラリアットを食らっても、ボディスラムで返すなど意地を見せる。さらに「行くぞー!」と絶叫してから、トップロープに上がりコーナーマット最上段からボディプレスをお見舞いするなど、相手を追い込む。しかしEVIL軍団に乱入され、袋叩きにされてしまう。それでもEVILの一瞬の隙を突いて投げ飛ばすと、腕を取り最後は三角締め。鬼の形相で締め上げると相手は失神。12分53秒、レフェリーストップによる勝利で、ウルフアロンは第50代NEVER無差別級新王者となった。
ウルフアロンは、2017年に柔道の全日本選抜体重別選手権で2連覇を飾り、世界選手権でも優勝。19年に全日本選手権を制し、2021年には東京オリンピック100キロ級で、日本に21年ぶりの金メダルをもたらした。24年2月のグランドスラムパリで優勝し、パリ五輪の代表内定が確実になった頃に引退を決意。6月8日の「全日本実業柔道団体対抗大会」を最後に、約23年の柔道人生に幕を閉じた。
今年6月10日に引退会見を行い、6月23日に新日本プロレスへの入団を発表。「大学生の頃録画したワールドプロレスリングを見るのが楽しみで、選手の皆さんが裸一貫戦ってるかっこ良さ、また柔道とは違った見せ方に魅力を感じ、いつか柔道で思い残すこと、やり残すことがなくなったらプロレスをやりたいと思ってた」と、“プロレスラー”になることを発表した。
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