■MLB ドジャース6ー3レッズ(日本時間27日、ドジャースタジアム)

ドジャース・大谷翔平(31)が本拠地でのレッズ戦に“1番・DH”で出場し、4打数1安打1打点。2試合ぶりのヒットを放った。チームは8月負けなしで4連勝中のC.カーショー(37)が5回1失点で9勝目、ドジャースは3連勝で優勝マジックを一つ減らし“28”とした。

25日のパドレス戦で45号を放ったが、直近5試合では16打数2安打、打率は.125と当たりが止まっている。レッズの先発は2018年に大谷が米挑戦後に日本ハムに移籍したN.マルティネス(35)、通算成績は7打数無安打と完璧に抑えられている。

1点を先制された1回の第1打席、速いボールでカウント1-2と追い込まれると、4球目、低めのカーブを追いかけてしまい空振り三振。それでも2番・M.ベッツ(32)が四球で出塁すると、首位打者の3番・F.フリーマン(35)がレフト線へのツーベース、送球が逸れる間にベッツがホームに還り、1対1の同点に追いついた。

ドジャースの先発は8月に入って負けなしの4連勝中と好調のカーショ―、1回に1点を奪われたが、2回以降は緩急とホームベースを広く使った投球術でレッズ打線を抑えた。

3回、先頭打者で迎えた大谷の第2打席、外角中心の攻めにしっかりとボールを見極めて四球で出塁したが得点には結びつかなかった。それでも4回、1死一、三塁のチャンスを作り、この日左ひじの故障から復帰し、スタメンに戻ってきた8番・E.ヘルナンデス(34)がレフトに犠牲フライを放ち、2対1と勝ち越し、本拠地ファンは大歓声をあげた。

5回、先頭打者で迎えた大谷の第3打席、ここまで2打席9球で空振り3つと一度もバットに当たっていない大谷、カウント0-1から外角高めのストレートを打っていったが、差し込まれてレフトフライに倒れた。

6回にはカーショ―からマウンドを受けたE.エンリケス(23)が無死一、二塁のピンチを迎えたが、2番・N.マーテイ(23)の送りバントがピッチャーフライとなり、2塁走者が戻れずに併殺打、ピンチを切り抜けた。

するとその裏、4番・W.スミス(30)が16号ソロで追加点、さらに打線が繋がり、2死一、二塁で9番・代打のM.ロハス(34)がセンターオーバーの2点タイムリー。そして、大谷の第4打席、左腕のB.スーター(35)からライト前へタイムリー、ドジャースはこの回で一気に4得点で6対1とリードした。

ドジャースは6回の大量得点を守り切り3連勝、先発カーショーは9勝目で8月に入って負けなしの5連勝、優勝マジックも一つ減らし“28”とした。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。