23歳の佐々木投手は、大リーグ1年目のことし5月に、肩の骨や筋肉などがこすれることで痛みや炎症を引き起こす「インピンジメント症候群」と診断され、けが人リストに入り、フォームの修正などに取り組んでいます。
今月からはドジャース傘下の3Aの試合で調整を始め、26日に3度目となる先発登板に臨みました。
佐々木投手は立ち上がりからコントロールに苦しみ、先頭バッターにフォアボールを与えると、その後ヒットで一塁三塁のピンチを背負い、犠牲フライで1点を失いました。
2回と3回は無失点に抑え、4回にはけがのあとでは最速の159キロを計測し2者連続で三振を奪いましたが、次のバッターからは甘く入ったボールを3連打され、2アウトから2点目を失いました。
さらに、次のバッターにフォアボールを与えて満塁としたところで、球数が目安としていた75球となり、交代しました。
あとを受けたピッチャーが押し出しのデッドボールを与えたため、佐々木投手に失点がつき、3回と3分の2イニングを投げて3失点、打たれたヒットは5本、フォアボール2つ、三振4つという内容でした。
佐々木朗希「まずフォームを確立 その中で強さを」
登板後に取材に応じた佐々木投手は「健康面は問題なくきているし、やりたいこともできているが、全体的なまとまりや結果で不安定なところがある。まずフォームを確立して、その中で強さを出していきたい」と課題を口にしました。
新たに取り組んでいるツーシームやカットボールも試したということで「ツーシームはよかったが、カットボールが微妙だったので、また1週間練習したい。まっすぐとスプリットを生かすための球種なので、優先順位を間違えずに取り組んでいきたい」と話していました。
佐々木投手は少なくともあと1試合はマイナーで登板する予定で、その後、大リーグ復帰に向けた検討が行われる見通しです。
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