10月23日開催のドラフトの話題です。

今月24日、全国を駆け回るカープのスカウトたちが広島に集まり、第3回スカウト会議が行われました。

カープが注目する選手を探るべく、会議直後のスカウトたちを直撃しました。

まず話を聞いたのは、中四国地区を担当する白武佳久スカウト統括部長です。



白武スカウト
「きょうは高校生の最終評価を行いました。投手15名野手10名合計25名に点数をつけてランク別に並べました。」

石田アナウンサー
「重点的に見た選手は?」
白武スカウト
「1年生のときから話題になった、健大高崎の石垣くん。」

ドラフト最上位候補の剛腕ピッチャー石垣元気投手。

2年生でチームを初のセンバツ優勝に導くと、今年の夏には、甲子園歴代最速タイの155キロも計測。高校ナンバーワンとの呼び声も高い石垣投手ですが、カープはどの部分を、高く評価しているのか?担当の高山健一スカウトに話を聞きました。

高山スカウト
「年々ピッチングもうまくなっている。将来性を感じるピッチャー。(155キロを投げる高校生は)歴史の中でもあまりいない。変化球もまだ完成されていない部分がある、そういった面を見ても将来性を感じる。将来的には先発タイプになってほしい。」

カープが注目する球児は、石垣投手だけではありません。

鞘師智也スカウトが担当する関西地区では、超名門校のエースがリストアップされています。

鞘師スカウト
「大阪桐蔭の森という投手。」

関西屈指の名門・大阪桐蔭のエース森陽樹投手。

一年生から名門校のマウンドを任されていた森投手は、最速153キロのストレートが持ち味の本格派右腕です。

鞘師スカウト
「素材型のパワー系ピッチャー。素材そのものはあるので、プロに入ってからどうかなという感じ」

そして、地元・広島を沸かせたあのピッチャーも、カープはリストアップしていました。

白武スカウト
「中四国はピッチャー。英数学館の藤本君。」

最速148キロのストレートが武器の藤本勇太投手。

春の広島大会では、全試合を一人で投げ抜き、英数学館を初優勝に導いたタフネス右腕です。

白武スカウト「(強みは)スピードボールとフォームがいい。伸びしろがある選手じゃないかな。(カープは)ピッチャーは順調に育っている。特に左はある程度充実してきたんで、右の先発を考えるのが普通かなと。」



今回は右投げの高校生ピッチャーを紹介しましたが、白武スカウト統括部長によりますと、最も補強したいポイントは『内野手』だそうです。カープが求める走攻守三拍子そろった内野手は大学生や社会人に多く、次回の最終スカウト会議で選定する見通しです。

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