全国から世代のトップランナーが集い7区間48キロで争われる全国男子駅伝。広島市中心部の平和公園をスタートし、対岸に厳島神社を望む宮島口を過ぎて折り返し、再び広島市中心部へ戻る2つの世界遺産を結ぶとも言われるコースです。そんな48キロを2012年からバイクレポーターを担当しているRCC中国放送の石田充アナウンサーが自転車で試走。ラジオ中継ではなかなか触れられないコアな視点も含めてコースを紹介するコラムの後編です。
48キロのコース・せっかく宮島付近まできたので・・・
スタートから約20キロ。レースの折り返し地点は廿日市市のJR宮島口駅を1.7キロほど西へいった場所です。
近年は独特なターンをする選手も増えて注目される場所でもありますが、風向きもガラッと変わるので高校生が走る中では最も短い5キロのコースですが「意外と難しい区間」と語る監督もいます。
折り返し地点の近くにある“広島東洋カープの大野練習場”
廿日市市にある大野練習場には主にカープの若手が暮らす寮も併設されています。私が試走した日は偶然、ルーキー選手の入寮日。せっかくなので少し取材へ。メディア受付で「自転車で来たの!?」と驚かれましたが、ちょうど練習途中の栗林良吏投手(愛知県出身)がルーキーたちへの挨拶のため寮の中へやってきました。
過去にはレース当日、カープ選手が大野練習場のそばの沿道に出てきて故郷にエールを送ることもありました。ランナーの真横にプロ野球選手・・・なんて光景がことしも見られるのでしょうか!?
自転車をこぐこと1時間40分・・・あの饅頭の元祖ともいえる店が!?
コースでもある宮島口は観光名所だけに多くのもみじ饅頭店があります。どのお店もオリジナリティがあり甲乙つけがたいですが、毎年試走時に立ち寄るのが「高津堂」。コースからほんの少し離れ、JRの踏切を渡った場所にあります。
もちもちの生地が特長のもみじ饅頭をいただきつつ家族へのお土産も買い、ペダルをこぐエネルギーにしていざ復路へ!・・・といっても距離で言うとまだ半分以上残っています。
「えっ・・・橋を走った?」ランナーが1秒で走り抜ける5mの橋も
2時間ほど前に通った道を再び走るわけですが、何度も通るからこそ気がつくこともあります。例えば廿日市市と広島市の境目付近の光景。往路では看板に目が行き「極楽寺」や「廿日市高校」に注目していましたが、復路で改めて気づいたのが“とある橋”です。
この写真のどこに・・・!?と思いますが、交差点には「桂橋」の文字。橋もフラットで車道は境目すらないので気付きにくいですが、およそ5mの橋がかかっています。ランナーのスピードで言えばわずか1秒で通過するため、中継でもほとんど触れられることのない橋ですが、桂橋を越えると再び広島市が戦いの舞台となります。
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