世界ランキング13位のラグビー日本代表は30日、仙台市で行われる国際大会の「パシフィックネーションズカップ」の初戦で世界24位のカナダと対戦します。28日に試合に臨む登録メンバー23人が発表されました。
今大会、個人的な理由で代表を外れたリーチ マイケル選手に代わるキャプテンは、大会を通じて
▽26歳でフッカーの原田選手と
▽23歳でロックのディアンズ選手が共同で務めることになりました。
原田選手はカナダ戦の登録メンバーに入らなかったことから、この試合はディアンズ選手がキャプテンを務めます。
司令塔のスタンドオフは24歳の李承信選手、スクラムハーフには26歳の藤原忍選手が入り、ウイングでは去年のパリオリンピックに7人制の日本代表として出場した石田吉平選手も選ばれました。
このほか先発メンバーでは、センターのチャーリー・ローレンス選手が代表初キャップを獲得します。
エディー・ジョーンズヘッドコーチが率いる日本は、準優勝だった去年のパシフィックネーションズカップでも初戦でカナダに55対28で勝っていて、ことしは2019年以来の優勝を目指します。
ジョーンズHC「ディアンズはリーチから強く推薦」

エディー・ジョーンズヘッドコーチは、今大会の目的の1つに36歳のリーチ マイケル選手の次の世代のリーダーを発掘することを掲げていて、今大会では若い2人を共同キャプテンとして指名しました。
その経緯についてジョーンズヘッドコーチは「ディアンズに関してはリーチから強く推薦され、それが大きなきっかけになった。2人は違う特性があり、ディアンズはフィールド上で、原田はオフフィールドでリーダーシップを示してくれている。本当にいいコンビだと思う」と説明しました。
ディアンズ選手は、人生初のキャプテンだということで「言われたときはすごくうれしかった。世界でベストのロックを目指す中で、自分のキャリアにとって大きなステップ、チャレンジになると思うので楽しみだ」と話しました。
また原田選手は「先月のウェールズ戦のあとに話があった。しっかりとチームの文化をつくることを意識してやっている」と話していました。
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