ミラノ・コルティナ冬季オリンピック(五輪)は21日、男子スキークロスがあり、古野慧が4位に入った。古野は順調に勝ち上がり、4人で争う決勝に進出したが、惜しくもこの種目で日本勢初となるメダルはならなかった。

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メダル争い「誰も思っていなかったはず」

 伏兵の26歳、古野が快進撃をみせた。

 予選を2位で通過すると勢いは止まらない。トーナメントを次々に勝ち上がり、メダルを懸けて4人で競う決勝へ。最後はメダルまで0.08秒届かなかったが、「悔しい気持ちでいっぱいだけど、力は出し切った」と充実の表情だった。

 新潟県出身。小4で出会ったスキークロスに魅了された。「スポーツの醍醐(だいご)味が詰まっている」。起伏のあるコースを蛇行しながら滑り降りる。競り合いも楽しい。自転車競技でも世界で活躍していたが、次第に気持ちが雪山に傾いた。

 慶大4年だった2022年に北京五輪に出場した。だが、夢舞台は1回戦の開始3秒で転倒し、26位に沈んだ。

 世界選手権やワールドカップ(W杯)など主要大会の最高成績は8位。直近2シーズンはトップ10入りが一度もなかった。

 悔しさを晴らしに再びやって来た五輪の舞台。「誰も僕がメダル争いするなんて思っていなかったはず。この4年で大きく成長した姿は見せられた」。苦い思い出を払拭(ふっしょく)し、胸を張った。

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日本女子最多五輪メダル記録を持つ高木美帆選手は、何より「1500mの金メダル」にこだわってきました。だから、一度は引退を考えつつ、ミラノの舞台に戻ってきました。その思いと軌跡に迫ります。

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