(2日、侍ジャパン強化試合 日本3―4オリックス)
大リーグ勢の出場が解禁になったこの夜、試合前に井端弘和監督は言った。「やっと本番が近づいてきたなという気持ち」。観客の気持ちも、一緒だっただろう。
高揚感とは裏腹に、前半は重たい空気が球場を包んだ。先発の菊池雄星は一回に4安打を許す。野手のミスもあり、3点を追う展開になった。
期待の強力打線は、2番大谷翔平から、鈴木誠也、村上宗隆、吉田正尚と大リーグ勢が並んだ。だが、四回を終えた時点で1人の走者も出せず、オリックス投手陣に完全に抑えられた。
日本が頂点に立った前回大会は、全7試合で近藤が2番、大谷が3番。この日は1番近藤、2番大谷の順だった。「コーチと話し合って決めたけれど、微調整が必要であれば本番問わずしていこうと思う」。そう話していた井端監督は試合後、「明日しか試せない。ちょっとだけ変更しようと思う」。この日は出場しなかった岡本和真の起用も明言した。
光明は、五回に吉田が放ったソロ本塁打。前回大会準決勝のメキシコ戦で放った、起死回生の同点3ランは記憶に残る。一振りで戦況を変えられる選手がたくさんいるのは、間違いない。
3年前は、大リーグ勢の出場が解禁になった強化試合の初戦で、大谷が2本塁打。うち1本は左ひざをつきながらのスイングでもスタンドへ放り込む、圧巻の打球だった。今回はお祭りムードとはならなかったが、本番に向けて反省点を生かしたいところだ。
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