沖縄尚学中2年生の宮國天寧(そらね)さん。今、高校野球に熱中しています。

宮國天寧さん:
「(はまったのは)小学6年生の時です。2年前ぐらいに」「球場に行くと撮ってる人がいっぱいいるので、撮ってみたいと思って撮り始めたら、もうめっちゃハマっちゃった」

中学野球部のマネージャーを務める天寧さんですが、時間があれば、お父さんからもらった一眼カメラを持って、球場へー。大好きな沖縄尚学の先輩たちの活躍をカメラに収めています。

宮國天寧さんと父親の慎太郎さん


――この夏で何枚くらい撮っている?

「え…地区大会では2000枚くらい撮ってます。甲子園でも同じぐらい撮ってて、めっちゃ本当にすごい量」

初めはお父さんから借りていたカメラも、いつからか、天寧さん専用のものになっていました。

父・慎太郎さん:
「学生の頃から(写真が)好きで、飛行機の写真とか撮ったりした。それを望遠があるっていうことで、(天寧さんが)野球の試合で撮りたいと」

――天寧さんの写真の腕前は?
「うん、まだまだですけどね。とりあえず数撮りゃいいと思ってる(笑)」

円陣を組む沖尚ナイン(天寧さん撮影)

天寧さんの情熱は家族にも伝わり、この夏の家族旅行も当たり前のように、甲子園観戦を中心にスケジュールが組まれました。

父・慎太郎さん:
「とにかくあの阪神甲子園球場で、高校生のお兄さんたちが頑張っている姿を見せてあげたいな、というのが一番」

お盆期間中の甲子園。沖縄尚学が2回戦に臨んだこの日は有力校も続々登場し、客席は満員御礼。家族で訪れた天寧さんは、一人カメラを持ってスタンドの最前列へー。

宮國天寧さん:
「勝ってくれればそれでいいです。絶対勝ってほしいです。(写真撮影と応援)もうどっちやればいいの? みたいな」

真夏の日差しが降り注ぐ灼熱のアルプスから、全力プレーを見せる選手たちの表情に。エールを送る応援団に。

一度きりの輝く瞬間に、ピントを合わせ続けました。

この日の沖縄尚学は見事、勝利。ベスト16入りを決めました。

宮國天寧さん:
「自分で撮れた、っていうのでも、宝物になりますね」「優勝するまで頑張って応援します」

ひたすらに推しを撮る中学2年生、13歳の夏。特別な思い出を脳裏に焼き付けながら、シャッターを切り続けます。

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