13日に開幕する東京世界陸上。男子110mハードル代表の泉谷駿介(25、住友電工)が4日の公開練習に参加し、大会本番に向けて意気込みを語った。

7月の日本選手権では13秒22(+0.8m)をマークして、2年ぶり4度目の優勝。史上初となる110mハードルと走幅跳の“二刀流”で世界陸上出場を狙っていた泉谷だが、選手権最終日の走幅跳は欠場した。

久々に公の場となった泉谷は、「1ヶ月ぐらいちゃんと練習ができている」と日本選手権以降のリハビリと練習に手応えも口にした。

痛めていた右足のふくらはぎについては「不安はなくはないんですけど。自分がやってきたことを信じて」と回復に向かっているとし、「去年からずっとこの試合を意識して頑張ってきたのでそこはちゃんと結果出せるように」と意気込んだ。

8月16日に行われたアスリート・ナイト・ゲームズ・イン福井では、村竹ラシッド(23、JAL)が12秒92の日本新記録を樹立。自身の日本記録を塗り替えられた形になったが、「もう本当に素晴らしいタイムだと思いますし、僕たちも他の日本選手のチームも士気が上がり、本当にプラスになっている」と大記録を称えた。

泉谷は23年のブダペスト大会は世界陸上で日本人初となるファイナル進出を果たし、決勝で5位入賞。「ファイナル残ったらもう気持ちの勝負だと思うので、無事に走り切ることを目標に頑張りたい」と2大会連続の決勝進出を目指し「(ハードル陣)全員が笑っていい結果で終われたらいいかなと。そこはチームで頑張りながらやっていきたい」と本番を見据えた。

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