これは日本パラ水泳連盟が5日に発表しました。

川崎市出身の成田さんは13歳のときに脊髄炎が原因で下半身に障害を負い、23歳で水泳を始めました。

パラリンピックの競泳には初出場だった1996年のアトランタ大会から2008年の北京大会まで4大会連続で出場しました。

北京大会のあとに競技の第一線から退きましたが、招致段階から携わった東京大会の開催決定をきっかけに競技に復帰し、2021年の東京大会が最後の国際大会でした。

これまでパラリンピックで夏冬通じて日本選手で最多となる15個の金メダルを獲得し、「水の女王」と呼ばれました。

関係者によりますと、肝内胆管がんのため、5日未明、亡くなったということです。
55歳でした。

日本パラ委員会 河合委員長「受け入れられない」

成田真由美さんが亡くなったことを受けて、パラリンピックの競泳の金メダリストでJPC=日本パラリンピック委員会の河合純一委員長は「突然の訃報に接し、まだ現実を受け入れられないでいます。パラリンピックがまだメジャーになる以前からともに高めあってきた同志でした。彼女の功績は誰もが超えることのできない金字塔です。誰よりも水泳を楽しまれていた姿が思い出されます。心からご冥福をお祈りいたします」などとするコメントを出しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。