■バトンプロジェクト 大会開幕直前特別イベント(5日、東京・国立競技場)
東京2025世界陸上財団は、東京世界陸上を「こどもに夢を届ける大会」としていくため、都内全小学校に「陸上バトン」を寄贈する「バトンプロジェクト」を実施している。
そのプロジェクトの一環として5日、大会スペシャルアンバサダーを務める織田裕二さんと、2008年北京オリンピック™男子4×100mリレー銀メダリストの髙平慎士さんが5日、小学生へ“スペシャル授業”を行った。
13日に開幕する世界陸上へ向け、織田さんは国立競技場に集まった小学生42人と対面し、「こんにちは。今日は短い時間ですけどよろしくお願いします」と挨拶。室内に移動してスペシャル授業が始まった。
織田さんは「世界陸上」について「世界一速いのは誰か、世界一遠くに投げるのは誰か、世界一高く跳べるのは誰かという世界一を決める大会です。今誰が一番強いのか、それをはっきりさせる2年に一度ある世界大会です」と説明。
一番好きな選手は、との質問に「アリソン・フェリックスです。誰も知らないか?今大会一番注目しているマクロ-フリンという女子400mに出る選手がいるんです。実は400mハードルの世界記録保持者。なのに、400mにエントリーしてます。その選手のコーチが、実はアリソンです。メンタルコーチやってます、アリソンが。覚えておいてください」と、長年に渡り世界陸上を見続けてきた織田さんならではの話も披露した。
その後、髙平さんへバトンタッチ。オーバーハンドパスとアンダーハンドパスのバトンの受け渡し方を、織田さんと2人で実演しながらお手本を見せた。子どもたちはジョギングなどで体を温めた後、チームに分かれて、30分ほどバトンパスの練習を行った。
小学生たちと触れ合った織田さんは「本当に楽しかったです」と笑顔を見せ、「いよいよ13日から世界陸上が始まります。世界の超人たちがここへ来ます。みんなが走って今練習した場所で、あの超人たちも走るんです。なので10年後、20年後、今度はみんながそこへ立ってるのを楽しみにしてます。頑張ってください」と、エールを送った。
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