バレーボール女子の世界選手権は6日、準決勝が行われ、世界ランキング5位の日本は去年のパリオリンピック銀メダルのアメリカを破って勝ち上がった世界4位のトルコと対戦しました。

日本は第1セット、佐藤淑乃選手やキャプテンの石川真佑選手が、スパイクを決めたり、高さのある相手に対して人数をかけたブロックでポイントしたりして、優位に試合を進めて25対16で取りました。

しかし、第2セットはトルコのエースで身長1メートル90センチを超えるメリッサ テレサ・バルガス選手を止められず、17対25で落とし、続く第3セットも18対25で奪われました。

あとがなくなった第4セットは競り合う展開となりましたが、日本は18対17から和田由紀子選手の2本連続のサービスエースなどで3連続ポイントを奪って21対17とリードを広げ、その後、相手のミスもあって24対21とセットポイントを握りました。

しかし、ここからトルコの高さのある攻撃やブロックに対応できずに4連続ポイントを奪われて逆転され、最後は佐藤選手のスパイクがアウトになって25対27で落としました。

日本はセットカウント1対3で敗れて12大会ぶりの決勝進出はならず、7日の3位決定戦で4大会ぶりのメダル獲得をかけて、準決勝のもう1試合、世界1位のイタリアと世界2位のブラジルの敗者と対戦します。

和田由紀子「この試合を通してまた強くなれたら」

この試合、チーム最多の22得点を挙げた和田由紀子選手は「個人としてはブロックがきても決めきる技術が足りなかったが、チームとしては第4セットで我慢できたのがよかった。新しい課題を見つけられたし、この試合を通してまた強くなれたらいい」と試合を振り返りました。

そのうえで3位決定戦に向けては「この大会はメダルを取ることを目標にしてきたので、自信をなくすのではなく、もう一回、チーム一丸となって自分たちのバレーで戦っていけると思う。切り替えて全員でいい表情でバレーボールができたらいい」と意気込みを話していました。

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