小田選手は、6日に決勝が行われたテニスの四大大会、全米オープンの車いすの部、男子シングルスで初優勝し、車いすテニスで最年少の19歳で「生涯ゴールデンスラム」を達成しました。

9日夕方、羽田空港に帰国し、優勝トロフィーを掲げながら到着ロビーに姿を見せると、出迎えた大勢の人から「おめでとう」と声をかけられ、祝福を受けました。

このあと記者会見した小田選手は「『生涯ゴールデンスラム』の達成はびっくりという感じではない。決勝で勝ったことに喜びはあるが、イメージはしていたので、『思いどおりにいった』という感じだ」と落ち着いた様子で心境を話しました。

目標としてきた国枝慎吾さんも達成した偉業を成し遂げたことについては「ほかの記録がすごすぎて全く近づいた感じはしない。大会中に会ったが、変わらずかっこいいと思った」と笑顔で話しました。

そして、今後の目標として、来年1年間の四大大会すべてで優勝する「年間グランドスラム」の達成を掲げ、「日本ではいろいろな人に覚えてもらったが、海外のテニスファンにも見たいと思ってもらえるようにすごい試合をもっとしたい」と意気込みを話しました。

小田選手は、9月27日から東京 江東区で行われる国際大会に出場する予定です。

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