■陸上 アスリート・ナイト・ゲームズ・イン福井(16日、福井県福井市・9.98スタジアム)

福井で15日、16日の2日間にわたり「アスリート・ナイト・ゲームズ」が行われた。2日目の女子100mハードル決勝で福部真子(29、日本建設工業)が、12秒73(+1.4)をマークし東京2025世界陸上参加標準記録(12秒73)を突破。福部は7月の日本選手権でも3位に入っており、東京世界陸上の出場資格を得るにあたり、記録の有効期間である8月24日が迫った中での参加標準突破で、代表入りへ大きく前進した。

福部はスタートから飛び出すと、一度もトップを譲らず、1着でフィニッシュし大会新記録で優勝した。レース後、福部は「世界には3回目のチャレンジになるので、一つでも多くラウンドを踏みたいっていう思いがあるんですけど、まずは自分のタイム、12秒69の日本記録を超えていかないと話にならないレベルになってきているので、そこはしっかり超えていけるようにしたい」と意気込んだ。

福部は7月の日本選手権では、田中佑美(26、富士通)、中島ひとみ(30、長谷川体育施設)に次いで3位に入った。9日のオールスターナイト陸上では福部と中島が激突。中島が12秒71(+1.1)で優勝し、福部は12秒74で2着に入った。中島は2度目となる東京世界陸上参加標準記録(12秒73)突破。福部は今季のシーズンベストをマークしたが、参加標準記録にあと0秒01届かなかった。福部は20日に日産スタジアムで行われるトワイライトゲームズには出場しないため、今回が参加標準突破へのラストチャンスとなっていた。

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