東京世界陸上(13日開幕)の女子マラソンに出場する安藤友香(31、しまむら)が12日、オンラインで会見を行い、本番に向けて意気込みを語った。

大会2日目(14日)に実施される女子マラソンは、初日の35km競歩(13日)、3日目の男子マラソン(15日)と同様、猛暑の影響により、スタート時間が7時30分に繰り上げられることが前日に発表された。

安藤は世界陸上としては2017年のロンドン大会以来2度目の出場。前回17位の安藤は「2017年ではすごく悔しい思いといいますか、不甲斐ないレースをしてしまった。今回は母国開催ということもあり、同じ失敗はしたくないなっていう気持ちはすごい強いです」と振り返り、「(前回よりは)落ち着き度合いは全然違う。緊張もすごくしているんですけど、今の方が多分マシだと思います」と本番前の心境を明かした。

「もう本当最低限、入賞を目指して自分のやれることをやるだけ」と目標を掲げ、スタート時間が早まったことについては「正直、早くなることもちょっと想定の中には入れていたので、あまり動揺はないですし、早くなったら早くなったでそれに対応するだけなので、特に大きな支障はないです」と事前に想定しながら調整してきているという。

また、レースのポイントとしては「日本での開催なので、気象条件はなかなか厳しい中で、予想されるのはやはりサバイバルレースといいますか、前半浪費せずに後半勝負できるかっていうところが鍵にはなってくると思う」と話した。

「自分の中でもちょっと暑さに対しては得意ではないので」と口にした安藤は、「今回こういう夏のレースということで、暑さの中でしっかり走るっていうのは重点的にテーマとして置いてましたし、いかに後半しっかり勝負するために、前半は上手く走るというのは頭の中に入れながら取り組んできました。これをやったから自信にっていうのは上手く言えないんですけど、スタートラインに立って走るだけかなというふうに思ってます」と練習のテーマに触れ、勝負の後半でどれだけ粘れるかが鍵になると話した。

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