
北海道稚内市で11日から開かれているカーリングの日本代表決定戦の女子は、日本選手権で去年優勝したSC軽井沢クラブと、ことし優勝したフォルティウス、ことし3位に入り日本のチームで世界ランキングが最上位のロコ・ソラーレの三つどもえの戦いです。
予選リーグは総当たりで2回ずつ戦い、上位2チームが決定戦に進む方式で、11日までの結果はロコ・ソラーレが2勝、SC軽井沢クラブが1勝1敗、フォルティウスが2敗でした。
12日午前の試合では、ロコ・ソラーレとSC軽井沢クラブが対戦し、勝てば決定戦に進めたロコ・ソラーレは、同点で迎えた最終の第10エンドに藤澤五月選手が最後の1投を中心に寄せれば得点できる場面でしたが、ミスショットとなって相手に1点を奪われ4対5で敗れました。
ロコ・ソラーレは続く午後のフォルティウスとの試合では、3点を追う終盤の第9エンドにハウスと呼ばれる円の中心に積極的にストーンを集めて3点を奪って同点に追いつきましたが、最終の第10エンドに1点を勝ち越され、6対7で敗れました。
2連敗のロコ・ソラーレは通算成績が2勝2敗となり、上位2チームが決まるのは、12日夜行われている最終戦のSC軽井沢クラブとフォルティウスの試合以降に持ち越しとなりました。
藤澤五月「シンプルに悔しい」
ロコ・ソラーレのスキップ、藤澤五月選手は2連敗を喫した試合の直後に「悔しいです。ラストショットでミスをした午前の試合に比べると最後は決められたのでポジティブな部分はあると思うが、その前の段階でスチールされるなどしてもったいなかった。よかった部分も反省点もあるが、シンプルに悔しい」と反省を口にしました。
2連勝のあとの連敗については「最初の負けは私のミスだが、アイスの状況に応じた自分たちの合わせ方を方法的に間違えてしまったと思う。どうして負けたのか、どうしてミスが出たのかは、はっきりしているので、これまでの練習の成果をもう一度、思い出して次の試合に臨みたい」と話していました。
そして、これまで数多くの逆境をはねのけてきたことを踏まえて「私たちもむだにこれまで崖っぷちに追い込まれてきた訳ではないので、それを生かしつつ、練習してきたことや培ってきたことを信じて全員で1つのショットを決めきりたい」と話していました。
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