オリンピック(五輪)2大会連続でメダル獲得のカーリング女子「ロコ・ソラーレ」が、来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪に出場する可能性がなくなった。北海道稚内市で開催されている、五輪最終予選の代表決定戦で敗れたため。

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 上位2チームによる決勝進出をかけた13日午前のタイブレークでフォルティウスに2―7で屈し、敗退が決まった。今大会は開幕2連勝と好スタートを切ったが、その後2連敗。この日のタイブレークに回っていた。

 ロコ・ソラーレは2010年に結成。18年の平昌五輪で日本勢として初めての表彰台となる銅メダルに輝くと、22年の北京五輪では銀メダルを獲得した。

 ハーフタイムにお菓子や果物を食べて栄養補給する「もぐもぐタイム」や、試合中に交わされる「そだねー」の相づちも注目を浴びた。

 チームは18年の平昌五輪後に創設者の本橋麻里(現・代表理事)が一線を退いた。現在のメンバーは、リードの吉田夕梨花、セカンドの鈴木夕湖、サードの吉田知那美、スキップの藤沢五月、リザーブの松沢弥子の5人。

 本拠は、北海道北見市に合併された常呂(ところ)町。チーム名は「ローカル」と「常呂っ子」の「ロコ」と、イタリア語で太陽を意味する「ソラーレ」を組み合わせて名付けられた。

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