■東京2025世界陸上競技選手権大会 女子円盤投予選B(13日、国立競技場)

女子円盤投げの予選が行われ、2019年のドーハ大会以来3大会ぶり2回目の出場となる郡菜々佳(28、サトウ食品新潟アルビレックスRC)が出場。同種目で日本人初の決勝進出を狙うも54m59の全体36位で予選敗退となった。

日本記録保持者(60m72)の郡は1投目、力強い回転から円盤を放ち、54m59で全体の29位につける。しかし2投目はファール、最後の3投目では大歓声の中ダイナミックな投てきを見せるも54m21と記録を伸ばせず36位に。郡は悔しい表情を見せるも会場は大きな拍手に包まれた。

これまで同種目で日本人選手が世界陸上の舞台に立ったのは郡を含め4人。しかし決勝に進出した選手は未だにおらず。今大会、開催国枠で出場を決めた郡は、昨年8月に日本人初の60m超えとなる、60m72(日本記録)をマークした。今季は7月の日本選手権で優勝、さらに日本記録を出した九州共立大学チャレンジ陸上競技会でシーズンベストの59m08を記録。世界陸上は2019年ドーハ大会に出場し、48m82の予選B組15位で敗退している。

前回ブダペスト大会で銀メダル、さらにオリンピック™で東京、パリと2大会連続の金メダルのV.オールマン(30、アメリカ)は1投目で66m07をマーク。いきなり予選通過標準記録(64m00)超えの一投を見せ決勝進出を決めた。決勝は14日に行われる。

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