■MLB ジャイアンツードジャース(日本時間13日、オラクル・パーク)

ドジャースの山本由伸(27)が敵地でのジャイアンツ戦に今季28度目の先発、7回、91球を投げて被安打1、奪三振10、四死球1、失点1(自責点1)、メジャー通算265勝“レジェンド”のバーランダーと投げ合い、1回2死から打者20人をパーフェクトに抑える好投、打線の援護なく勝敗は付かなかった。

前回7日のオリオールズ戦では9回2死までノーヒットノーランの好投を見せた山本、「最近は凄くいい感覚で投げられている試合が多い」と話したが、あとアウト1つで大記録達成もホームランを打たれて逃し、「悔しさと、やられたかというそんな感じです」とコメント。

気持ちを切り替えて敵地でのジャイアンツ戦に先発、今季3度目の対戦で1敗、前回7月12日のゲームでは7回無失点の好投を見せた。チームも4連勝中と勢いに乗る中、立ち上がりの1回、1番・E.ラモス(26)を97マイル(156キロ)の高めのストレートで空振り三振。

好調に見えたが2番・R.デバース(28)にはカウント0-2と追い込みながら、そこから4連続ボールで四球、1死一塁で3番・W.アダメズ(30)には低めのストレートを左中間へ、この打球をセンターのA.パヘス(24)がクッションボールをつかみ損ねて、1塁走者が一気にホームへ、山本は1点を奪われた。

2回はリズムを取り戻し、わずか9球で3者凡退に打ち取った。3回には2死から1打席目は攻めきれず四球を許した2番・デバースにはカウント2-2から97マイル(156キロ)のストレートで空振り三振、1点を失った後はパーフェクトに抑えた。

その裏、この日36歳の誕生日を迎えたF.フリーマンがチーム初ヒットを放つとなど、2死二、三塁のチャンスを作った。ここでエラーで先制点を与えてしまったA.パヘスが三遊間へ強烈なゴロ、サードのチャップマンもダイビングキャッチ、1塁は際どいタイミングとなった。ドジャースベンチはチャレンジするが判定は覆らず無得点に終わった。

味方がチャンスをつかめなかった4回、先頭の3番・アダメズをストレートで見逃し三振、4番・代打のW.フローレス(34)にはカウント0-2と追い込むと、山本自らサインを出してカーブで空振り三振と2度目のバッテリーとなったB.ロートベット(27)とのコンビネーションも問題なし。

5回は1死から7番・C.シュミット(26)をカーブで空振り三振、8番・P.ベイリー(26)はスプリットで2者連続三振と1回のアダメズに打たれたヒット以降は打者14人をパーフェクトに抑えた。

山本の登板時にはドジャースは奪った得点は3.31、これはナ・リーグワーストの記録、援護のない山本だが、6回、先頭の9番・D.ギルバート(24)をフルカウントから外角低めに絶妙なコントロールで見逃し三振、さらに2死から3番・デバースはストレートで2打席連続三振と孤軍奮闘。

7回にはここまでバーランダーに2安打と抑えられていた打線は6番・M.コンフォート(32)がセンターへ11号同点ソロ、打撃に悩んでいたコンフォートが山本を援護した。さらに2死からここまで山本を好リードしてきた9番・ロートベットがレフトへツーベース、すると1番・大谷翔平(31)は申告敬遠。チャンスを広げたが2番・M.ベッツ(32)がライトフライに倒れた。

同点に追いついてもらった山本は2死から5番・チャップマンをカーブで空振り三振を奪い、最多タイの10奪三振、3試合連続2桁奪三振となった。山本は7回、91球を投げて被安打1、奪三振10、四死球1、失点1(自責点1)、メジャー通算265勝“レジェンド”のバーランダーと投げ合い、1回2死から打者20人をパーフェクトに抑える好投、打線の援護なく勝敗は付かなかった。

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