■東京2025世界陸上競技選手権大会(13日、国立競技場)
女子走幅跳の予選が行われ、日本の秦澄美鈴(29、住友電工)が1回目の試技で6m22。2回目がファウル、最終3回目は6m45で予選通過ラインを突破出来ず、上位12人にも入れず、予選敗退となった。
34人で争われる女子走幅跳予選は3回の試技で6m75をマークするか上位12人に入れば決勝進出が決まる。4人目で登場したパリオリンピック™の金メダリスト、前回ブダペストの銀メダリストのT.D.ウッドホール(26、アメリカ)はリズムに乗った助走から踏切で6m88をマーク、1回の試技で決勝進出を決めた。
東京での世界陸上、1日目の競技に登場した秦、やや緊張した表情を見せ、大きく息を吐き、笑顔で会場のファンの手拍子を求めた。3大会連続3度目の世界陸上、最初の試技では助走でスピードに乗れず、踏切は成功したが、6m22と記録が伸びなかった。
秦の2回目の試技、決勝進出ラインの12位はこの段階で6m56、このラインはクリアしたいところ、大きな拍手で迎えられると、笑顔を見せた。リラックスして助走に入ったが2回目はわずかに踏切が合わずにファウル。
最終3回目の試技前には助走のリズムを確認、上位12人以内に入るには6m58が必要、最終3回目の試技となった秦、大きく拍手を求めると、会場からも拍手が。集中力を高めて助走に入ると、タイミングも合って最高の跳躍を見せた。記録は6m45と上位12人に届かなかったが、世界陸上では3度目で自己最高の記録をマークした。
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