ことし6月に就任したIOCのコベントリー会長は、東京で13日に開幕した陸上の世界選手権の視察のため初めて来日し、JOC=日本オリンピック委員会が開いたスポーツ界における女性のリーダーなどについて議論するフォーラムに出席しました。

この中でコベントリー会長は「競技の世界では男女平等が進んでいる一方で、各国のオリンピックに関わる組織や競技団体のトップを女性が務めていることはあまり見たことがなかった」と述べ、スポーツ団体における女性の進出が遅れていることに懸念を示しました。

そのうえで「それぞれの役割を担うために必要な教育や自信を持てる機会を、性別問わずにすべての人が確実に得られるようにすることが、私たちの仕事だ」と述べ、IOCで初めて女性の会長となった自身の役割を強調しました。

コベントリー会長は取材に対し「JOCは女性が会長になったことで女性のチャンスが今後増えていくだろう。男女平等を達成するには改善点がたくさんあるが、達成できるように取り組みたい」と話しました。

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