■第107回全国高等学校野球選手権大会 第12日3回戦・東洋大姫路 3ー2 西日本短大付(17日、阪神甲子園球場)

東洋大姫路(兵庫)が西日本短大付(福岡)に逆転勝利を飾り、14年ぶりの準々決勝進出を決めた。試合は2点を追う4回、見村昊成(3年)の適時内野安打で1点を返すと続く5回には高畑知季(3年)、白鳥翔哉真(3年)の連続適時打で勝ち越しに成功した。投げては森皐葵(3年)が3回途中2失点、リリーフ登板したエース・木下鷹大(3年)が1点のリードを守った。

東洋大姫路の先発、背番号11の森は1回、2回と走者を背負いながらも無失点に抑える投球。しかし3回、2死一、三塁から4番・佐藤仁(3年)にセンターへの適時打を放たれ先制点を与えた。ここで2人目・エースの木下が登板も5番・安田悠月(3年)にレフトへの適時打を浴び2点目を許した。

2点を追う打線は相手先発・原綾汰(3年)に対し3回まで無安打に抑えられるも中盤に入った4回、この回先頭の2番・木本琉惺(3年)が右安打で出塁。2死からは5番・高田瑠心(3年)も中安打で繋ぐと2死一、三塁の好機で6番・見村がセカンドへの適時内野安打を放ち1点を返した。

さらに5回には8番・鈴木蓮音(3年)、1番・渡邊拓雲(3年)が中安打を放ち出塁。すると2死一、三塁のチャンスで3番・高畑にレフトへの適時二塁打が飛び出し2ー2の同点に。ここで西日本短大付は2人目・中野琉碧(3年)が登板も迎えた4番・白鳥がセンターへの適時打を放ち、3ー2と勝ち越しに成功した。

終盤に入るも木下は西日本短大付打線に得点を与えない好投。そのまま9回までを無失点に抑え1点のリードを守り切り試合終了。勝利した東洋大姫路は14年ぶりのベスト8進出を決めた。

※写真は東洋大姫路・木下鷹大投手

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