■東京2025世界陸上競技選手権大会(16日、国立競技場)
男子110mハードル決勝が行われ、村竹ラシッド(23、JAL)は13秒18をマークし、5位入賞を果たした。メダルまで0秒06届かずも、23年世界陸上ブダペストで泉谷駿介(25、住友電工)の5位に並ぶ日本人最高位タイでの入賞を果たした。
準決勝の走りから約1時間15分が経過した午後10時10分過ぎ、村竹がスタートレーンに姿を現した。国立競技場に詰めかけた観客から村竹に声援が飛んだ。
静寂に包まれるスタジアム。決勝は第5レーン。静寂に包まれてからスタートの号砲とともに勢いよく飛び出し、トップ争いを演じた村竹だったが、中盤以降、他の選手たちが加速すると、村竹は徐々に遅れ、5着でフィニッシュした。
電光掲示板で5着の表示が出ると会場にはため息が響き、村竹は両手で顔を抑えその場に倒れ込んだ。それでも会場からはファイナルでの健闘に温かい拍手が送られた。
優勝は、唯一の12秒台、12秒99をマークしたC.ティンチ(25、アメリカ)だった。
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