■東京2025世界陸上競技選手権大会(16日、国立競技場)

女子三段跳の予選が行われ、A組の髙島真織子(26、九電工)が3回目の跳躍で13.66(-0.3)、B組の森本麻里子(30、オリコ)が13m10(+0.5)で予選通過ラインの14m.35を超えることができず、さらに上位12人に入れず日本勢初の決勝進出はならなかった。

日本記録保持者の森本は、前回大会で初出場し、翌24年のパリオリンピック™では女子三段跳に出場するという日本史上初の快挙を果たした。2度目の世界陸上の森本は1回目から会場に手拍子を求め、13m10(+0.5)をマークしたが2回目はファウル。勝負の3回目は13.02(+0.7)とし、全体35位で競技を終えた。試合後「一本一本噛みしめて、満員の国立競技場で跳ぶことができたことは本当に幸せだなと思います」と笑顔を見せた。

同じく2回目の出場となる髙島は1回目を13m08(+0.7)、2回目を13.39(+0.7)、徐々に距離を伸ばし3回目は13.66(-0.3)をマーク。全体25位で予選落ちとなった。「母国開催ですし、もちろん決勝を狙っていたんですけど達成できなくて、自分の実力も発揮できず悔しい思いが残ります」と話し、次回の世界陸上に向け「気を引き締め直して頑張ります」と前を向いた。
※写真は髙島選手

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