34年ぶりの東京開催となった陸上の世界選手権は4日目の16日、男子110メートルハードルの決勝が行われました。

このうち、パリオリンピックで5位に入賞した村竹選手は先月、自身の日本記録を0秒12更新する12秒92をマークするなど好調で、準決勝では全体3位の13秒17のタイムで決勝に進みました。

決勝では好スタートをきり、中盤まではメダル圏内に入っていましたが、その後は伸びを欠いて13秒18の5位でフィニッシュしました。

村竹選手はメダル獲得はならなかったものの、パリオリンピックに続き入賞を果たしました。

金メダルはアメリカのコーデル・ティンチ選手で、タイムは12秒99でした。

このほかの日本選手では野本周成選手と泉谷駿介選手が準決勝で敗退しました。

泉谷選手は15日の予選で敗退していましたが、準決勝に出場する予定だったほかの選手が棄権したため、レースの1時間ほど前に繰り上がりで出場する連絡を受けて、急きょ、会場に駆けつけて出場したものの途中で転倒して棄権となりました。

村竹ラシッド「メダルをとってみんなと喜びたかった」

村竹選手は「何が足りなかったんだろう。何が今まで間違っていたんだろう。パリオリンピックが終わってからの1年間、本気でメダルを目指して練習してきた。メダルをとってみんなと一緒に喜びたかった」と涙を流しながら振り返りました。

そして「決勝まで残れたことを誇りに思いたい。何年かかってもメダルをとりたい」と最後まで涙を流し続けながらことばを振り絞っていました。

男子800メートル 落合晃は予選敗退

男子800メートルの予選では、この種目で日本記録を持つ19歳の落合晃選手が5組に出場し、1分46秒78の7着で、予選敗退となりました。

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