二刀流で先発出場 5回無安打無失点で降板

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が16日のフィリーズ戦に投打の二刀流で先発出場し、5回を投げて1本のヒットも許さず無失点でマウンドを降りました。
大谷選手は1回、ホームラン王を争う2番・シュワーバー選手と初対戦し、初球で大リーグ自己最速に並ぶ163.6キロを計測するなど力のこもった投球で最後は見逃しの三振にしとめました。
その後も160キロ前後のストレートとキレのある変化球をコントロールよく投げ込んで5回までフィリーズ打線をノーヒットに抑え、奪った三振は5つ、フォアボールが1つでした。
大谷選手は5回を投げ終え、4対0とリードしてリリーフにマウンドを託しましたがリリーフ投手が6回に6点を奪われ、大谷選手の勝ち投手の権利は消えました。
大谷選手は指名打者として出場を続けています。
2年連続シーズン50号は大リーグ史上6人目

2年連続でのシーズン50号到達は大谷選手が大リーグ史上6人目です。
大リーグで初めて2年連続50号を達成したのは「野球の神様」として知られるベーブ・ルースで、ヤンキースでプレーした1920年に54本、1921年に59本のホームランを打ちました。
さらに、1927年に60本、1928年に54本をマークし、2回目の2年連続50本以上のホームランを達成しました。
その後およそ70年間達成する選手はいませんでしたが、アスレティックスやカーディナルスで活躍したマーク・マグワイアさんが1996年に52本、1997年に58本、1998年に70本、1999年に65本と4年連続で記録しました。
また、ケン・グリフィーJr.さんがマリナーズで1997年と1998年に2年連続で56本を打ったほか、サミー・ソーサさんがカブスで1998年に66本、1999年に63本、2000年に50本、2001年に64本でマグワイアさんと同じく4年連続で50本以上をマークしました。
最後に2年連続50号をマークしたのは「AーROD」の愛称で知られるアレックス・ロドリゲスさんで、レンジャーズで2001年に52本、2002年に57本を記録していて、大谷選手は23年ぶりの達成となりました。
また、今シーズン投打の二刀流として復帰した大谷選手は、ここまで1勝をあげていて、1920年と1921年のベーブ・ルース以来、ピッチャーとして勝利を上げたシーズンで50本以上のホームランを打った史上2人目の選手となりました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。