ソフトバンクグループ(SBG)は17日、格付け会社ムーディーズ・ジャパンが同日にSBGの格付けの変更を発表したことを受けて、「一切の情報提供を行っていない」などのコメントを発表した。SBGは2020年3月25日にムーディーズへの格付け依頼を取り下げている。
5年以上にわたってムーディーズからの情報提供の依頼や問い合わせを受けていないとし、「実態を反映しない勝手格付けの公表の即刻停止」を求めた。投資家が依頼格付けと誤認しかねない公表方法の見直しも含めて、これまで繰り返し求めてきたという。投資判断に誤解を生じさせるとして「法的措置の可能性や監督省庁との相談を含めたしかるべき措置を検討している」とした。
ムーディーズは同日、自主的に付与した格付けとして、SBGの発行体格付けを「Ba3」(ダブルBマイナスに相当)から「Ba2」(ダブルBに相当)に引き上げたと発表した。格付け見通しは「ポジティブ」から「安定的」に変更した。
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