開店直後から多くの来店客でにぎわうマルダイ新潟店(18日午前、新潟市)

食品スーパー「ロピア」が18日、新潟市の中心市街地、本町・古町地区にあった旧イトーヨーカドー丸大新潟店の跡地に開業した。1月下旬のイトーヨーカドー丸大新潟店の閉店などにより、同地区は人流が減少して商店街の活気もなくなっていた。ロピアの開業で人流回復も見込まれ、同地区全体の活性化が期待されている。

開業した「ロピア マルダイ新潟店」は、ホームセンターの「ムサシ」などを展開するアークランズが運営するフランチャイズチェーン(FC)店舗となっている。県内では新潟市中央区姥ケ山にある「ロピア ムサシ新潟店」に続く2店舗目。

マルダイ新潟店の売り場総面積は約1960平方メートルで、従来のロピア店舗と同様に精肉などの5部門で商品を提供する。昼間の時間帯には近隣のビジネスパーソン向けに食券式で弁当を販売するなど、同地区の客層に応じた新たな取り組みもしている。

昼間の時間帯には店の外で弁当を販売(18日、新潟市)

開業前に報道陣の取材に応じたマルダイ新潟店の竹内敦彦店長(旧イトーヨーカドー丸大新潟店店長)は「イトーヨーカドーが閉店したことで周辺の地域にも迷惑をかけた。今回のオープンで私どもの店だけではなく、本町・古町の活性化につながるような運営を地域と共同でやっていきたい」と話した。

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