民間の調査会社「不動産経済研究所」によりますと、8月、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県で発売された新築マンションの平均価格は1億325万円となりました。
去年の同じ月と比べて8.3%の上昇で、1億円を超えたのは2か月連続となりました。
▽このうち東京23区の平均価格は1%下落して、1億3810万円でした。
4か月ぶりの下落ですが、先月は供給戸数が多く、販売された価格帯も比較的幅広くなったことが影響したためで、依然として高い水準が続いています。
また
▽都内の東京23区以外の地域では26.6%上昇して6518万円
▽神奈川は10.2%上昇して6608万円
▽千葉は16.1%上昇して6143万円
▽埼玉は10%上昇して5918万円
いずれも値上がりが続いています。
一方、契約率は65.1%と、販売好調の目安となる70%を下回り、前の月と比べても2.9ポイント下落しました。
調査会社は「マンション需要は高いとして強気の価格設定となっているが、今の価格水準が予算の範囲を超えているとして購入に慎重になっている人も出てきているのではないか」と分析しています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。