新ブランドを発表する青山商事の遠藤泰三社長(18日、東京都内)

青山商事は18日、都心部中心の小型店舗「スーツスクエア」で取り扱う30代女性向けの衣料ブランドを発表した。ジャケットや重ね着を想定した羽織などの中軽量衣料を中心に展開する。カジュアル衣料店もビジネス服の強化に取り組むなか、新ブランドの投入でレディースの新規顧客の獲得を狙う。

新ブランド「CHANTOWA(ちゃんとは)」は働く女性をターゲットに据え、オフィスカジュアルでも「ちゃんとは、したい」という需要に応える。しっかりさと抜け感を両立したジレやニットなど全12商品を、スーツスクエア全店と電子商取引(EC)サイトで販売する。

青山商事は2023年より従来の「ザ・スーツカンパニー」を「スーツスクエア」へ順次改め、25年8月末で全店の移行を完了した。4つのブランドを統合したスーツスクエアで、スーツからビジネスカジュアルまで幅広いビジネスウエアの展開を進める。

まずは新ブランド導入でレディースを強化し、26年度中にスーツスクエアでのレディース商品の売上構成を現在の25%から35%に上げる。26年春にはメンズのカジュアルブランドの投入を予定し、様々なビジネスシーンへの対応を進める。

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