NHK放送センター=尾籠章裕撮影

 NHKが民放と中継局を共同利用するために設立した新会社の運営を巡り、採算見通しが立たずに方針の見直しを検討していることについて、日本民間放送連盟の早河洋会長は18日の定例記者会見で「ある種の失望感、挫折感みたいなものを持っている人が(民放連加盟社に)多い」と述べた。

 NHKの稲葉延雄会長は17日の定例記者会見で、当初計画の実施が厳しい状況となり、代替案を含めて協議していることを明かした。これを受け、民放連の早河会長は「(昨年5月の)放送法改正もあり、段取りを進めてきたのに突然、変更を通告された。なんでそうなったかを説明してほしい」と注文した。【井上知大】

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