酒米には最高級の兵庫県産山田錦を使う

日本酒「梵」を製造する加藤吉平商店(福井県鯖江市)は、高級酒「梵・超吟」で2025年のヴィンテージ酒を発売する。昨年と同様200本の限定販売とし、応募を受け付けた上で10月1日以降に抽選をして販売する。価格は1本110万円で、高級酒市場を日本酒で開拓したい考えだ。

梵・超吟ヴィンテージ2014は、同社の最高級ブランド「超吟」を氷点下で10年以上熟成させた。酒米に最高級の兵庫県産山田錦を使っていることに加え、精米歩合を5〜7%ほどとギリギリまで磨き込むことで通常の酒より深い味わいが出るという。中東のドバイの飲食店では超吟ヴィンテージに350万円ほどの値段がつく事例があるなど、富裕層からの引き合いが強い人気の酒となっている。

昨年の販売時は本数の2倍以上の応募が集まり、購入希望者全員に行き届かなかった。今年は認知度の向上でさらに応募が増える見通しで、同社は「当選者ごとに販売する本数を制限し、できるだけ多くの人に行き渡るようにしたい」としている。

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