東宝は18日、米映画会社ワーナー・ブラザースが扱う洋画作品の国内配給を2026年から始めると発表した。子会社で洋画配給を手掛ける東宝東和がワーナーと合意した。日本国内で公開されるワーナーの洋画作品は全て東宝グループが配給することになる。

ワーナーは米ハリウッドの大手映画スタジオの一角を占める。東宝は米映画会社パラマウント・ピクチャーズとユニバーサル・ピクチャーズの作品を国内で配給しており、ハリウッドの五大映画スタジオのうち3社の作品が東宝に集中する。

東宝によるワーナーの最初の配給作品は2026年公開予定のベストセラー小説を題材にした映画「嵐が丘」になる見通し。宣伝業務は東宝東和子会社の東和ピクチャーズに、映画館への営業業務は東宝にそれぞれ委託する。

ワーナーの映画については、24年に「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」(興行収入11億円)や「マッドマックス:フュリオサ」(同10億円)が国内で公開された。24年12月公開の「はたらく細胞」など、日本で製作された邦画は従来通りワーナーが配給する。

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