
JR東海は18日、混雑期に運行する在来線特急列車で全席を指定席にすると発表した。対象は「ひだ」「しなの」「南紀」で、12月26日から2026年1月4日の年末年始に実施する。これらの定期特急を全席指定席にするのは同社で初めて。利用が集中する期間に提供する指定席を増やすことで「安心して予約、着席して旅行できる」(JR東海)という。
通常しなのは2両、南紀には1両、ひだには1〜2両の自由席を設定している。これらの特急電車は名古屋と飛驒高山などの行楽地を結んでおり、混雑が集中しやすかった。
希望列車の指定席が満席の場合は、自由席特急券と同額の立席特急券を利用できる。年末年始と合わせて「3大繁忙期」とよばれるゴールデンウイーク、お盆休みなどでも全席指定席を実施する予定だ。
既に東海道新幹線では23〜24年の年末年始以降、停車駅が少ない「のぞみ」で3大繁忙期に全席指定席を実施している。実施時期は新幹線と在来線特急で日程を合わせる方針だ。
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