トヨタ自動車の豊田章男会長は米国で生産した自動車を日本で販売する「逆輸入」を巡り「日本政府と、米国の車が輸入しやすいような環境づくりに動いている」と明らかにした。米国の販売店に伝えた。トヨタが日本から米国に車を輸出することで生じている米国の対日貿易赤字の縮小をめざす。

トヨタが18日、自社サイトで、米国の販売店とのイベントについて豊田会長が話す動画を配信した。

米国から「非関税障壁」と批判される日米の安全認証基準の違いにも言及した。ウインカーの色の違いを例示し「どこのマーケットでもどの国でつくっても、やっぱり同じイコールコンディション(同等の条件)でやるべきだ」と強調した。

トヨタは日本から米国に年50万台超を輸出している。豊田氏は7月、逆輸入について「努力する」と意欲を示した。

【関連記事】

  • ・トヨタ豊田章男会長、米国生産車の国内販売へ意欲
  • ・日本車、米国から逆輸入案 トヨタ「タンドラ」や日産「ムラーノ」候補

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。