
【ニューヨーク=渡辺直樹】米半導体大手のエヌビディアは18日、米インテルに50億ドル(約7400億円)を投資することで合意したと発表した。パソコンやデータセンターに使う半導体を共同開発する。業績不振に苦しむインテルに対し、人工知能(AI)向け半導体で強みを持つエヌビディアが救済に乗り出した形となる。
エヌビディアはインテルの普通株式を1株あたり23.28ドルで購入する。最新のエヌビディアの技術を使い、パソコン向けの半導体や、AIの開発などに使うデータセンター向けの半導体を開発し市場に投入する。
インテル支援をめぐっては米政府が出資し、官民一体で米国の半導体製造の復権を目指す動きが広がっている。
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