
しずおかフィナンシャルグループ(FG)傘下の静銀経営コンサルティングは18日、M&A(合併・買収)仲介の日本M&Aセンターから2024年度の「ディールオブザイヤー」を受賞した。両者の協業で広域的な大型M&Aが成立し、雇用や技術を維持した点が評価された。
M&Aに関する地銀の優れた取引を表彰する制度で、しずおかFG系が受賞するのは初めて。広島県のダイカスト大手リョービが24年10月、精密加工業の富士工業(静岡市)を買収した案件が対象になった。
日本M&Aセンターホールディングスの三宅卓社長は「静岡県内でも廃業が増えている。製造業や食品加工に強い土地で、技術の継承などが重要になる」と強調。静銀経営コンサルとの協業拡大への期待感を示した。
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