エコネコル富士工場の第二工場棟内に設けたRPF工場=エンビプロHD提供

資源リサイクルのエンビプロ・ホールディングス(HD)の子会社、エコネコル(静岡県富士宮市)は18日、静岡県富士市で廃棄プラスチックなどを原料とする固形燃料「RPF」の新工場を稼働した。生産能力は最大月1700トン。同市に集積する製紙工場を中心に、二酸化炭素(CO2)排出量を抑えられるリサイクル燃料への需要の高まりに対応する。

新工場はエコネコル富士工場の第二工場棟を活用し2023年3月に着工した。敷地面積は約1700平方メートルの平屋で、破砕機や成型機などを備える。投資額は約6億円。当面は月約1400トンの生産を見込み、富士宮市の工場(月約1100トン)と合わせて生産能力を増強する。

RPFはCO2排出を抑えられる

原料は廃プラスチックや紙くず、繊維くずなどで、破砕後に高圧で成型してRPFとして供給する。一般社団法人日本RPF工業会(東京・千代田)によると、23年度の需要は推定162万トンで、生産実績の155万トンを上回るとしている。

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