日本生命では、三菱UFJ銀行に出向していた社員が、保険など金融商品の販売に関する銀行内部の情報を無断で持ち出し、その後、社内の営業担当の部署で共有されていたことが先月明らかになりました。

その後、金融庁から報告徴求命令を受け、60人の体制で事実関係を調べていましたが、会社によりますと期限とされていた18日までに調査が終わらなかったということです。

調査に時間がかかっている理由は明らかにしていませんが、日本生命では、ほかに同じような事案がないかを調べているほか、持ち出した内部資料が営業にかかわる情報だったことから、不正競争防止法などの法令に違反していないかどうかの確認も進めていて、引き続き同じ体制で調査するとしています。

会社は「このような事案を発生させたことを重く受け止め、実態解明に全力を尽くします。全体像が明らかになったタイミングで説明することを検討します」とコメントしています。

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