大阪・関西万博の収支計画では、1160億円の運営費のうち、およそ8割を入場券収入で賄うことにしていて、入場券をおよそ1800万枚販売すれば、黒字化の目安を超えるとされています。

これについて、博覧会協会の石毛事務総長は、18日、記者会見で、8月15日の時点で入場券の販売枚数がおよそ1866万枚に達し、売り上げは黒字となる目安の969億円を超えたことを明らかにしました。

一方、台風などの自然災害による閉場といった不測の事態が発生する可能性があることや、万博会場周辺の駐車場の利用が低迷し、赤字になっていることなどを踏まえ、現状では収支は確定できないとしています。

石毛事務総長は「現時点で運営費が黒字になったとは言えない。閉幕後も施設の解体・撤去作業などがあり、協会業務終了後の精算手続きを行って、初めて収支が確定する。引き続き予断を許さず、収支均衡に向けて努力を続けていく」と述べました。

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