
中国家電大手の海信集団(ハイセンス)の日本法人、ハイセンスジャパン(川崎市)は25日、洗濯容量12キログラムで乾燥容量は6キロのドラム式洗濯乾燥機を10月上旬に発売すると発表した。狭小化が進む国内市場向けに開発し、幅は59.8センチメートルと狭い住宅にも置きやすくした。共働きの夫婦など小所帯向けの需要を取り込む。
「HWF-D120XLーW」を家電量販店や電子商取引(EC)サイトなどで販売する。価格はオープンだが16万8000円前後を想定する。同社が国内にドラム式洗濯乾燥機を投入するのは初めて。年間1万2000台の販売を目標とする。
同社は2025年に国内の白物家電市場への本格参入を打ち出し、エアコンや冷蔵庫など大型家電の発売を発表している。国内洗濯機市場は数十万円以上の高価格帯と数万円程度の低価格帯で二極化している。ハイセンスは中価格帯に商機があるとみて共働き夫婦などの需要を取り込む。
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