
日本フードサービス協会(東京・港)が25日発表した8月の外食売上高(全店べース)は前年同月比8.4%増と45カ月連続のプラスだった。お盆休みの帰省でだんらんを飲食店で楽しむ需要が売り上げを押し上げた。前年と比べて台風が少なく気候が安定していたことも、客数の増加などに寄与した。原材料価格や人件費上昇によるメニューの値上げなどを反映して客単価は4.4%上昇した。
業態別の売上高は喫茶業態が10.9%増だった。猛暑で夏季限定の冷たい商品の販売が好調だったほか、値上げによる客単価の上昇が寄与した。ディナーレストラン業態は10.8%増えた。平日の安価なランチメニューが好調で、インバウンド(訪日外国人)が売り上げの伸びをけん引した店舗もあった。ファミリーレストランは低価格業態で客単価が上昇したことで、9.8%増加した。
日本フードサービス協会は「9月の夏休み明けは外食需要が落ち込む傾向にある。今年は下旬の大型連休の外食需要で、売り上げは堅調に推移する見込み」と分析する。

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