
食品スーパーの長野県A・コープ(長野市)は25日、長野県産の新米の販売を始めた。県産コシヒカリの主力ブランド「パールの煌めき」が5キログラム入り3990円(税別)で、2024年産米の直近の販売価格から据え置いた。「多くの消費者に食べてほしいので税別4000円台前後で提供することにした」(商品部)としている。
県内の全29店舗で同日から県産新米の販売を始めた。南長野店では県産のコシヒカリやあきたこまちなど7種類が入荷し、今後順次種類を増やしていくという。「新米価格としては24年産の1.5〜1.8倍」(同)だが、現状で24年産米の買い控えが起きていないことから、今回の価格設定で消費者に受け入れられると見ている。
JA全農長野(長野市)によると、県内の25年産米の品質は「おおむね良好」で、現状で量的にもおおむね例年並みに確保できていると見ている。全農長野は24日、米価の高止まりが消費減退につながる恐れがあるとして、農家に前金として支払う「概算金」について追加しない方針を示している。
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