総務省が発表した東京23区の9月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた総合の速報値で、2020年の平均を100として110.0となり、去年の同じ月より2.5%上昇しました。

上昇率は先月の2.5%から横ばいとなりました。

食料品の値上がりが続いていることなどが要因で、「生鮮食品を除く食料」は去年の同じ月より6.9%上昇しました。

このうち「米類」は、46.8%の上昇となり、上昇率は先月に比べて21.1ポイント縮小しましたが、引き続き高い水準となっています。

調査はコシヒカリといった銘柄米が対象で、備蓄米は含まれないということです。

このほか、食料品では「チョコレート」が53.8%、「コーヒー豆」が47.8%、「おにぎり」が17.7%、「鶏肉」が14.1%、「鶏卵」が13.7%、それぞれ上昇しました。

一方、東京都が9月1日から保育料の無償化の対象をこれまでの第2子以降から第1子まで拡大したことで、「保育所保育料」は60.4%低下しました。

東京23区の指数は、全国の先行指標として注目されていて、9月の全国の消費者物価指数は来月24日に公表されます。

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