
英国ロンドンで25日、世界的な酒類の品評会「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2025」が開かれ、サントリーのウイスキー「山崎18年」が全部門の最高賞を受賞した。山崎ブランドは23年に「山崎25年」、24年に「山崎12年」が同賞に選ばれており、3年連続で同一ブランドの受賞は初めて。
山崎18年が受賞したのは「シュプリーム チャンピオン スピリット」。サントリーの商品ではこれまで10年に「山崎1984」で同賞を初めて獲得し、17年にも「響21年」が受賞した。今回は5度目の受賞となった。
サントリーでウイスキー事業を率いる塚原大輔執行役員は「『山崎』ブランドから3年連続で受賞できたことは、長きにわたりウイスキーの『美味品質』を追求し続けてきた成果で、これからも消費者に愛される製品作りを努めていく」とコメントした。
部門別では、ジン部門で「ROKU〈六〉」が最高賞の「トロフィー」を初めて受賞したほか、ジャパニーズウイスキー部門でその年の最優秀企業に授与される「プロデューサー オブ ザ イヤー」を6年連続で選ばれた。
ISCは1995年から始まった酒類品評会で、年1回英国で開催している。ウイスキーやジン、ウオッカ、焼酎など全28部門ある。サントリーによると今回の品評会では全部門で合わせて数千品のエントリーがあったという。
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