NTTドコモビジネスが新サービスを発表する様子(26日、東京都千代田区)

NTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)は26日、IoT(モノのインターネット化)機器向けの新サービスを12月から導入すると発表した。IoT機器の通信とサイバーセキュリティーを一体で提供する。価格は1つの契約につき数百円から。IoT機器のセキュリティー対策が十分でないことが多く、需要が見込めると判断した。

新サービスは回線情報を書き込む専用のSIMカードを組み込むことで利用できる。特別なセキュリティー対策を施さず、費用を抑えて安全性を担保できるのが特長だ。通信中の異常を検知し、不正アクセスやマルウエア(悪意を持ったソフトウエア)の侵入を防ぐ。

ウェブカメラなどの機器が撮影した映像が誰でも閲覧可能な状態になっている問題が相次いでおり、対策が急務となっている。

同日には企業内のネットワークとサイバーセキュリティーを一体化したサービスを30日から開始すると発表した。初期費用は無料、価格は拠点ごとに月額2600円から。通信の履歴を残し、セキュリティー上の問題が発生した際にも迅速な事後調査が可能となる。

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