きらやか銀行と仙台銀行を傘下に持つじもとホールディングス(HD)は26日、大株主のSBIグループが提供する勘定系システムを導入すると発表した。NTTデータが提供していたシステムから移行し、2028年度内の稼働を目指す。銀行事務のデジタル化を加速させ、対面での顧客サービス拡充につなげる。
じもとHDは2020年11月にSBIHDと資本業務提携を結んだ。SBIの勘定系システムを導入するのは福島銀行、島根銀行に続いて3、4行目となる。
じもとHDの担当者は「業務のデジタル化を進め、浮いた人員や時間を対面での顧客サービスに充てる」と導入の狙いを説明した。クラウド上で稼働するため、低コストで新しいサービスを拡充できる。顧客データの利活用も加速させる。
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